な行
なげる 捨てる
用語使用例:野菜くず はだげ(畑)さ「なげで」こ(野菜くずを畑に捨ててきなさい)
なじょだ どうだ、どんな具合だ 相手を気遣ったり、ものごとの行方などを尋ねるときに使う
用語使用例1:おめのせがれが入院すたそうだげんじょ「なじょな」あんべぇだ(あなたの息子さんが入院したそうだけど病状はどんな具合ですか)
用語使用例2:あすた(明日)のてんち(天気)は「なじょだ」べ(明日の天気はどうかな)
なじょすんべ どうしよう
用語使用例:娘があすた(明日)おどご(男)つっちくんだげんじょ、なじょすんべ(明日、娘が男を連れてくるというのだけど、どうしたらいいんだろう)
なす 弁償する、返す、(子供を)産む
用語使用例1:このめぇかすた(貸した)おかがね、はやぐ(早く)「なせ」よ(この前貸したお金、早く返してよ)
用語使用例2:娘がこのめぇ、おどごのややっこ「なす」たんだ(娘がこの前、男の子を産んだんだ)
(動詞)+なす 〜ですね 丁寧語で、動詞の後に「なす」を付けることで「〜ですね」となる
用語使用例:ちょう(今日)はあず(暑)かった「なす」(今日は暑かったですね)
なんでかんで 必ず、どうしても
用語使用例:このすごど(仕事)は「なんでかんで」あすた(明日)の朝まででかせよ(この仕事はどうしても明日の朝まで仕上げろよ)
にしゃ おまえ、君 どちらかというと、目下や相手を低く見たときに使われることが多い
※会津弁は古い言葉が残っているので、「主や」が訛ったものではないかと見られる
にしゃめら にしゃの複数形
ねっか 「いまいち」のように、残念なことを表すときに使う 「ねっかなぁ」⇒「なんだかな」
用語使用例:ちょうの映画はちたいすてだげんじょ、「ねっか」良ぐながったな(今日の映画はとても期待していたけど、いまいちの出来だったね)
ねっちょして わざと、よけいに、ことさらに
用語使用例:「太郎はながながな(泣)ぎやまねな」「かまな。かまうど『ねっちょして』な(泣)ぐがら」(「太郎はなかなか泣き止まないね」「ほうっておきな。かまうとよけいに泣くから」
ねんずん にんじん(野菜)