会津弁は、福島県会津地方に住む約30万人が使用する言語です。日本の人口1億2700万人のわずか0.2%、福島県の中でも約15%を占めるに過ぎない圧倒的「少数」の人が使っている言語です。ちなみに、福島県には30万人を超す都市が「いわき市(33万人)」と「郡山市(32万人)」の二つあります。会津は全体でもそれよりも少ないのです。 地理的にいえば、会津地方は太平洋、日本海の両岸から約100キロメートル離れています。しかも、盆地なので、四方を山に囲まれており、独自の文化圏が形成しやすいという特徴があります。そのため、今では使われなくなった古い言葉がそのまま残っていたりします。 会津弁を使う人口は30万人ほどとはいっても、言葉は文化そのもので、そこに住む人のアイデンティティーを表しています。会津弁を知ってもらうことで、会津の文化とメンタリティーを感じてもらえれば、それに勝るうれしさはありません。 さあ、あなたも「会津弁しゃべってみんべ」。 |